航空管制官である夫と結婚してから、
航空管制官という職業が普通の会社員との違うことが多く、
戸惑うことが色々ありました。
そんな管制官と結婚した私が、
普段気を付けていることや心構えを紹介します‼
パイロットや整備士、医療従事者など
シフト勤務や責任重大なお仕事をされている方や
その妻・夫の方々にも共感していただけると思います！
Contents
1⃣365日年中無休で稼働している管制官
そんなこと当たり前だと怒られそうですが、
飛行機は昼夜問わず飛んでいます。
地球規模で見れば、日本の夜中はどこかの昼間なわけで、
航空業界に休みはありません。
飛行機が飛ぶのならば、管制官も必要となるわけです。
かみ合いにくいシフト勤務と土日休み
管制官はシフト勤務です。輪番勤務とも言います。
世の中には、シフト勤務の仕事はたくさんあるので、
特別大変なわけではないかもしれません。
これは管制官というよりもシフト勤務全般の悩みかと思います。
早朝勤務や夜勤など不規則な生活をしている夫と、
土日休みの私とシフト勤務の夫の休みは月に何度か合えばよい方で、
ときには全く合わない月もあります。
どちらかが、有給を使わなければデートもできません💔
朝日を拝む夜勤帰り
航空交通管制部や羽田空港のように大きな空港は24時間稼働しています。
よく24時間官署と言うのですが、
ここに勤めているときは夜勤があります。
夜勤の入りの日は夕方に家を出て、明けの日は朝に帰ってきます。
明けの日の夫は、頑張って起きてはいますが、
使い物にならない廃人と化すときもあります。笑
月がきれいな早朝出勤
他にも早朝勤務があります.
この日は、通勤時間にもよりますが、
ちょっと離れて住んでいると、朝4時台に起きて出勤することもあります。
冬になると、まだ月が出ているときに家を出るので、
夫はよく、今日は太陽を見ていない。と嘆いています。
そんなときの心構え①
夫が早朝勤務で帰りが早い日には
私も早めに仕事を切り上げて待ち合わせをしたり、
私だけが休みの日には
夫の通勤に付き合って途中までついて行ってみたり、
夜勤の入りの日には
一緒に寝坊したり、
ちょっとした不便を逆に楽しんでみることにしています。
2⃣ストレスフルな管制官
管制官の仕事を知るまで、
こんなに大変な仕事だなんて思っていませんでした。
世の中には直接的・間接的に人の命に関わる仕事は多いと思います。
管制官もその中の一つになると思います。
家に帰るとぐったり
家に帰ってくると、ぐったりしているときがあります。
相当疲れているんだろうなと思うときでも、
夫はあまり仕事のことは話したりしません。
天気が悪い日はとっても大変と言っていたことがあります。
自分のタイミングで気を抜いたりできない仕事だから、
仕事中は疲れるというよりもアドレナリンが出ている感じかな。
旅客機の搭乗人数は、
国内線でよく使われているB737が160人程度、
最新鋭機のB787は250人程度、
世界最大のA380になると500人程度です。
一度に扱う人命の数は、10機取り扱うだけでも数千人になります。
その数千人の命を預かっているにも関わらず、
瞬時の判断が求められ、少しのミスが重大な事故に繋がることもあります。
そんな重責を負っている管制官が疲れないわけないですよね。
寝不足は大敵
と言って、夫は次の日に備えてしっかり睡眠を取ることを大事にしています。
仮にも人の命に関わる仕事だから。
当たり前にそういうことが求められる仕事なんだなとつくづく思います。
そんなときの心構え②
早く寝かせることや睡眠の邪魔をしないことはもちろんですが、
メンタルも大事だと思っています。
喧嘩をしていても、私の機嫌が悪くても、
嫌な気持で仕事に行かなくてすむように、
「行ってきます」と「おかえりなさい」
は必ず言うようにしています。
夫婦の約束事はあまり多くはないですが、
これは必ず守ると決めています。
3⃣常に求められる健康管理
毎年の身体検査
管制官には年に一度、身体検査があります。
健康診断と違い、検査に落ちると、
合格するまで管制官としての業務ができなくなるという厳しいものです。
これは、パイロットなどの特殊な仕事にしかないものだと思います。
視力や聴力検査もあるそうです。
そのため、目や耳のケガや病気には気をつけているそうです。
そんなときの心構え③
夫が体調管理に気を付けるための行動をしようとするときは、
口出しせずになるべくやらせてあげるようにしています。
私のせいで身体検査に落ちたなんてシャレにならないですからね。笑
大事なこと
私は航空管制官という仕事のすべてを知っているわけではありません。
だから、航空管制官を支えるというよりも、
夫を支えることが大事だと思っています。
私も空の安全を陰ながら支えているんだ‼
と思うことができるのが、
妻としてのプライドだったりします。笑
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